高野山を出て、レンタカーでまず熊野本宮大社を目指します。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、そして、那智の滝・熊野古道へ行こうと思っています。
ただ、熊野はとても広いので、車を使って、ようやく一日で回れるといった感じです。
この日は朝に高野山を出たのですが、ちょっと時間が短かったという印象です。
高野山を出て、途中の谷瀬の吊り橋でスリルを味わい、そこからさらに熊野本宮大社へ向かいます。
前回の記事(谷瀬の吊り橋の記事)はこちらをご覧ください。
紀伊半島② 朝の高野山、そして熊野へ行く途中の日本一の吊り橋でスリルを味わう! – 食べ歩き旅行と新橋・横浜の食べ歩き!
高野山から熊野へ行く道は、十津川沿いに国道168号線を抜けていきました。
高野山から熊野本宮大社までは、車で2時間ちょっとかかります。
道路はきちんと整備されていて、とても走りやすかったです。
何より、景色がキレイですので、ドライブルートとしてもオススメです。
そして、熊野本宮大社に到着です。
熊野本宮大社は、熊野速玉大社、熊野那智大社とあわせて、熊野三山と呼ばれています。
全国に3,000社以上ある熊野神社の総大社です。
もともと、現在の位置から500mほど南の、熊野川の中州にあったようですが、明治22年に水害にあったことから、現在の位置に遷されました。
熊野三山といわれるようになったのは、平安時代にまでさかのぼるようです。
当時は、皇族や貴族が熊野詣を行っていましたが、しだいに武士や庶民へも広がっていったようです。
熊野には多くの自然が残されている上に、古くから熊野詣が行われていたということもあり、とても神聖な空気を感じることができます。
熊野本宮大社の入り口。
そして、そこからの石段。
こちらは、本宮大社の拝殿。
熊野本宮大社は撮影が禁止されていましたので、熊野本宮大社のHPの写真を掲載します。(写真出典:熊野本宮大社HP)
写真に書いてある番号はお参りする順番になります。
それから、熊野本宮では、足が3つあるカラスのマークを目にします。
これは、八咫烏(やたがらす)といいます。
日本サッカー協会のシンボルマークにもなっています。
この八咫烏は、神武天皇が宮崎から奈良へ都を遷す際に、神武天皇を熊野から奈良へ導いたと言われているそうです。
お参りした後は、少しお腹が空いたので、熊野本宮大社の手前にある「茶房 珍重庵 本宮店」でお昼を食べることにしました。
こちらでは、有名な「もうで餅」を食べることができます。
お蕎麦、めはり寿司も注文しました。(写真が暗くなってしまい、すみません。)
こちらが、もうで餅と抹茶のセット。
こちらがお蕎麦とめはり寿司のセットです。
めはり寿司は、高菜の浅漬けの葉っぱでくるんだおにぎりです。
正直、お蕎麦はおいしくなかったですが、めはり寿司はすごくおいしかったです。
もうで餅もおいしくいただきました。
こちらのお店はとても、キレイでおしゃれな作りです。
熊野本宮大社にいった際には、是非、覗いてみるといいと思います。
熊野本宮大社を出ると、大斎原(おおゆのはら)呼ばれるところがあり、ここに大きな鳥居があります。
以前に、熊野本宮大社があった場所で、今でも信仰を集めている場所だといいます。
田んぼが続くなかに大鳥居が見えてきます。
とても、神聖な空気が流れています。
鳥居をお参りした後は、熊野川添いを車で抜けて、熊野速玉大社へ向かいます。
ここは、季節によっては川下りもやっているそうで、キレイな景色と川の水を存分に堪能できると思います。
途中で少し川遊びをしました。
川の水が青くてとてもキレイでした。
そして、こちらが熊野速玉大社です。
平安時代は、熊野本宮大社から「川の参詣道」として、熊野川を下って、上皇や貴族が参詣したといいます。
現在の熊野速玉大社は、鎌倉時代に描かれた「熊野曼荼羅」に基づいて、昭和28年に再建されたものです。
代々の天皇、皇族などは、神宝類を寄進して、国の安泰を祈願してきました。また、戦国時代以降は、将軍、大名などからの寄進物もあり、1200点以上の古神宝類があり、一括して国宝に指定されています。
また、参道にある樹齢1,000年のナギの木は、平重盛が植えたものと伝えられていて、天然記念物に指定されています。
樹齢1,000年のナギの木。
この後、レンタカーを新宮で返して、そこから、那智の滝へ向かいました。
那智の滝から、少し登ったところに、熊野那智大社があります。
この熊野那智大社も、熊野三山の一つとして、上皇、法皇らが参詣し、平重盛、豊臣秀吉、徳川吉宗などの武将、将軍により、社殿の改修などが行われてきました。
熊野那智大社は、標高もかなり高いところにあるので、とても眺めが良かったです。
お参りの後は、ここから、少し下って、熊野古道を少し散策しました。
大門坂の辺りがよく写真なんかで熊野古道として使われる場所のようです。
森の空気がとても新鮮で、熊野の神聖さもあって、体の中が洗われた気持ちになりました。
そして、バスに乗って、那智勝浦まで行きました。
この日はだいぶ移動したので、那智勝浦でゆっくりと温泉に入りたいと思います。
コメント