以前から気になっていた野毛山公園の手前にあるカジュアルフレンチのお店。メゾン・ド・ハラです。
おしゃれな外観ながらも、そんなに混雑していない点から、ちょっと入りづらい印象があったのですが、今回はさっくりと行ってきました。
こちらのお店は野菜が売りだということで、鎌倉などの地元神奈川で作られた野菜を中心に扱っていて、定評があります。
また、お肉料理の方もしっかりとこだわりがあり、そういう点でも評判がいいお店です。
伺ったのは土曜日の夕方。7時半頃です。
ランチもやっているのですが、近所だというこもあり、予約なしで夜に伺いました。
こちらのお店は、シェフが一人、マダムが一人という感じですので、夜に伺う時には事前に連絡をしておくと、料理の準備などもしておけるので、その方がいいようです。
店内はとてもキレイで物の配置も見事です。こんな感じのお店はあまりなのではないでしょうか。
映画のシーンにいつでも使えそうです。
さて、オーダーは前菜と主菜を一つずつ選べる2,900円のコースです。
このコースにはデザートもついています。
相方と一緒に行きましたので、それぞれ2,900円のコースをいただきました。
そして、飲み物はワインをオーダーです。
オススメのエリタージュと、ジュリエナ・トラディションという赤ワインをグラスでいただきました。
オススメのエリタージュは、チェリーのようなフレッシュな香りとスパイス、タンニンを感じることのできるということで、安いながらも満足できるワインでした。
ジュリエナ・トラディションの方も、香りがよく、しっかりとした味わいを感じることができました。
料理は、前菜は生ハムのサラダとフォアグラのムースです。
生ハムのサラダは、やはり、野菜がとても新鮮でおいしいという印象です。キウイは皮についている小さい毛のようなところを削いでいるのですが、茶色の皮はそのままついてます。皮の食感も悪くなく、甘味も多くてとても美味しかったです。
生ハムはいい意味でクセがあります。熟成された肉の旨みをしっかりと味わうことができます。
フォアグラのムースは、フォアグラのクセが全くなくて、ついているパンもカリカリとして食感もよく、すっと食べることができます。
そして、メインは豚のソーセージと牛のショルダーステーキです。
まずは、牛のショルダーステーキです。
赤みがぎゅっとつまっていて、肉のおいしさを十分に堪能できます。牛は宮崎県から取り寄せているそうです。
この切り口。きめ細かい赤みがよく分かると思います。筋などなく、肉の弾力をしっかりと感じることができます。
かなり、おいしいと感じました。
それから、ソーセージです。
このソーセージ。中に豚肉がぎっしりと詰まっています。
しっかりとしたソーセージとはこういうことをいうのかと思うことができます。
そして、肉類の付け合わせに赤ほうれん草と思われる野菜がついていたのですが、しっかりとバター焼きされていて、素材の味もちゃんとします。マカロニは焼きチーズにまみれていて、これもすごく美味しかったです。
お肉だけでなく、お皿に乗っている脇役も主役級の力を出してくれるというのは、なかなかないことです。
牛もソーセージもとてもおいしくいただくことができました。
こちらのお店は実は鴨が評判だったりするので、次回は鴨食べたいと早くも思っています。
それから、写真を撮り忘れてしまいましたが、途中で焼きたてのパンが2回出てきました。
このパンがまたおいしいのです。素朴なパンといえばそれまでですが、焼きたてでおいしい。正直いって、このパンとワインがあればそれで十分といえちゃうレベルです。
そして、最後はデザートです。
私は、ミルフィーユ。相方はココナツのエンゼルケーキをチョイスしました。
ミルフィーユはふんわりと軽く、中に控えめのカスタードクリームが入っています。
このカスタードクリームの具合がとてもいい感じです。
そして、アイスクリームも付いているのですが、これが生姜のアイスクリームです。
生姜が結構効いているのですが、すごく美味しいのです。食べた後に生姜の辛さが残るくらいの味です。
そして、ココナツのエンゼルケーキはざっくりとしたスポンジの食感で、家庭っぽい感じのケーキ。これもいい食感に程よい甘さでよかったです。
こんなに美味しいお店だったのかと、早くにお邪魔しなかったことに後悔しました。
これからは、ちょくちょくお邪魔しようと思いました。
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