ラーメン博物館の中でもうまいと評判のドイツのラーメン
ラーメン博物館には逆輸入ラーメンという企画があります。
これは海外のみで営業しているラーメン屋さんに声をかけて、ラーメン博物館の中でも営業してもらうというもので、2店舗ほどが出店しています。
その一つが「無垢ツヴァイテ」で、ドイツのフランクフルトに本店があるラーメン屋さんです。
ドイツの本店には、ドイツだけでなく、ヨーロッパ中から足を運ぶお客さんがいるという、とても有名なラーメン屋さんなのです。
ラーメン博物館には2014年6月から出店していて、休日にはいまだに一番長い行列ができるほどの人気があります。
多くのこだわりがあるラーメン
麺はパスタ用とピザ用の粉を配合して作っているとのことです。パスタのような麺は独特な食感があり、味もしっかりしていると評判です。
日本では簡単に手に入る小麦粉もドイツでは簡単に手に入らないということかもしれません。手に入る食材でおいしいものを作っているというのは、とてもすごいことのように感じます。
スープは豚骨、鶏ガラをベースに、鰹節や昆布も使っているということです。美味しいラーメンの基本のような出汁ですね。しかも、豚骨と鶏ガラは3日間もかけて作っているということです。
そして、具材のチャーシューは炙りと低温調理の2種類を提供しているとのことです。個人的に低温調理のチャーシューはとても好きなので、とても楽しみです。
混雑はどれくらい?
休日のお昼時がもっとも混雑する時間で、長いときは1時間近く並ぶことがあります。
平日の夕方ならすぐに入ることができます。
私たちは木曜日の夕方に伺いましたが、店内には空席がありました。
休日にお子さんを連れて行く場合は時間を遅くするなどの工夫が必要だと思います。
店内はイタリアンのような雰囲気
店内はちょっとしたイタリアンのような雰囲気で、とても好感が持てます。
主なメニューはこちら
- 無垢ラーメン 900円
- 無垢ラーメンNull 920円
- 焦げ味噌ラーメン 1200円
- ベジタリッシュ味噌ラーメン 900円
- ミニ無垢ラーメン 570円
そのほかにトッピングとして、以下のものがありました。
- たまご増し 100円
- のり増し 150円
- ネギ増し 50円
- 炙りチャーシュー増し 300円
- 豚ロースコンフィ増し(2枚)350円
- 麺大盛り 200円
また、アルコール類のメニューが充実しているのも特徴です。
ドイルビールが各種揃っているだけでなく、カクテル、日本酒、梅酒、フルールリキュールなどがあって、おつまみもズッキーニ、酒盗、クリームチーズ味噌漬けなど、数種類のメニューがありました。
落ち着いた上品な味のラーメン
注文したのは以下の2つです。
- 無垢ラーメン
- 無垢ツヴァイテラーメン
無垢ラーメン
無垢ラーメンはこちらの看板メニューです。
通常の大きさを頼みましたが、それほど量が多いわけではありません。
ミニサイズのラーメンがあるのは、無垢ラーメンのみですが、ミニラーメンには低温調理のチャーシューがつかないようでしたので、通常サイズにしました。
ラーメンが運ばれてくると、「スープが2層になっているので、まずは上の1層部分だけで食べてみてください。」と言われます。
1層部分は泡立った感じになっていて、この部分は鶏油や魚介で作られた旨味部分だそうで、その下には3日かけて作ったという鶏ガラと豚骨のベースとなるスープがあります。
1層部分は優しい旨味を感じる部分で、とてもおいしいと感じました。混ぜていくとコクのあるラーメンスープになっていきます。
スープに塩気は少なく、出汁と旨味を感じることができます。ただ、個人的には魚介系の味が強すぎるように感じたので、もう少し鶏ガラを味わえるとよかったです。
麺はパスタとピザを作るための粉を使っているとのことで、確かにパスタに近いような味としっかりとした食感です。
こちらは炙りチャーシューです。トロッとしてやわらかいですね。
こちらは低温調理のチャーシューです。少し塩気が強い感じがしました。かなり薄いのでもう少し厚切りにしてもらえると、お肉の味を感じられて良いと思います。
無垢ツヴァイテラーメン
こちらも看板となるメニューです。1200円なのでちょっとというか、結構高いです。
ザワークラウトと厚切りのベーコンがのっています。ドイツらしい具材です。
このスープ、少し酸味を感じるのですが、とてもコクがあって優しい風味です。
濃さもちょうどよく、かなり美味しいスープだと思いました。
麺は無垢ラーメンと同じだと思います。こちらのスープの方があっているかもしれません。
ザワークラウトとベーコンは両方とも異なったアクセントになっていて、ラーメンにとてもよく合っています。
トータルとしてすごくバランスが取れていて、かなりクセになる味ですね。ラーメン博物館の中で一番おいしいかもしれません。
1200円は高いと思いましたが、他では決して食べられない味なので、その値段も納得です。
まとめ
ドイツのラーメン屋さんということですが、スープは鶏ガラと豚骨をベースとした日本のラーメンを提供してくれました。
看板メニューの無垢ラーメンもおいしいのですが、無垢ツヴァイテラーメンはスープや具材、バランスにおいて、食べたことのないクセにある味で、すごく気に入ってしまいました。
ドイツで人気になるのも納得のおいしさです。
これは本当にオススメですね。
お店の情報
お店 | 無垢 ツヴァイテ |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館 B2F |
電話番号 | 045-471-0503 |
予約 | 不可 |
営業時間 | 11時〜22時(平日) 11時〜22時半(土) 10時半〜22時(日・祝) |
定休日 | 無休 |
HP | ラーメン博物館無垢ツヴァイテ |
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